”言えないことの方が多いから、人は書くのだと思う”文具メーカー「パイロット」の広告とは思えない素敵なメッセージ5選
手紙が好き、のぐちょ(@yuukinogutyo)です。
皆さんはパイロットという文具メーカーを知っていますか?
フリクションとかDr.グリップを販売してるメーカーで、小学校のころから色んな人が使ってきた文房具の定番メーカーだったりします(^_^)
僕も以前、フリクションについては記事にしたことがあります♪
そんなパイロットですが、個人的にはその「広告」も好きだったりします♪
そこで今回は、そんなパイロットの広告で「素敵だな〜」と思ったものを5つご紹介します(o^ω^o)
名前という手紙(2012年の作品)
「名前は、親が子供に送る、初めての手紙なのかもしれない。」
わずか一文字か二文字。だからこそ、親は悩む。
こんな子に育ってほしい。
いや、元気であれば、それでいい。
とにかく、生まれてきてくれて、ありがとう。
あふれる思いを胸に、紙に向かう。
お腹の命に語りかけながら、ペンを動かす。
何度も書いて。何度も考えて。また、書く。
そうやって、大切につけられた名前。
それは親が子供に送る「一通の手紙」なのだと思うのです。
子供たちは、人生という時間をかけて、
ゆっくり読んでくれるはずです。
その「手紙」を書いた日の、両親の思いを。
一生のうちで、自分の名前ほど目にする文字は、他にない。
そう、こんなに繰り返し読まれる手紙は、他にないのです。
この広告を読んだとき、柄にもなくちょっと感動しました(笑)
昔よく「名前の由来は?」なんて話したことないですか?
そのときに親に聞いたりしたものですが、大人になってから改めて思い起こすと、
一人一人の名前には何かしらの理由というかエピソードがあって、
どんな形であれ両親やさらにその両親が、何かメッセージをもって付けたハズなんですよね。
僕はまだ子供もいなければ結婚すらしてない身ですが、
実際に親になったときにこの広告を読んだら、より実感を持ってそれを感じられるかもしれない(^_^)
相手を思う時間(2011年の作品)
「万年筆は時間がかかる。でも、その時間は、相手を思う時間になる。」
メールのように、電車や街頭で書くことはできない。
ケータイのように、すぐに声を聞くことはできない。
万年筆は確かに、
少し不便で、少し時間のかかる道具です。
椅子に腰かけて、背筋をすっと伸ばす。
その人の顔や声を思い浮かべながら、
書き出しの最初の言葉を探す。
頭の中で下書きをしながら、
どんな顔で読んでくれるだろうと想像をしながら、
ペン先を動かす。ゆっくり、ゆっくり。
万年筆と一緒に、あなたが手にするのは、
少し立ち止まる時間。
それは同時に、大切な誰かを思う時間。
慌ただしく流れていく日々に、
そんな時間を作るのも悪くない、と思いませんか。
万年筆は、時間がかかる。そこが、いい。
万年筆好きの人、手紙を書くことが好きな人なら、うんうんとうなずける内容かもしれません♪
機能面というより、万年筆の、その時間に対する感覚を表現してくれています(*'-'*)
ココロに効く言葉(2011年の作品)
「手紙に書かれた一言が、お医者さんより効くこともある。」
それは一人で暮らすおばあちゃんに、
お孫さんが送った手紙かもしれません。
それは入院しているお父さんに、
子供たちが渡した手紙かもしれません。
それは、恋や仕事でちょっとうつむいてる人に、
友人が渡した数行の言葉かもしれません。
きっと、特別な言葉や飾った言葉じゃない。
ふだん何気なく、当たり前に使っている、普通の言葉。
でも誰よりも思ってくれる人が書いた言葉は、
その人の胸の一番奥まで沁みこむ言葉になる。
どんな名医より、どんな薬より、
ココロとカラダを喜ばせる言葉になる。
誰かのために書いた文字には、力がある。
それは誰でも書くことができる。
あなたも、ペンをとりませんか。
入院とかそういったことではないですが、社会人になったとき、ばあちゃんに感謝の手紙を書きました。
正直僕の字はきれいじゃないし、読みにくい文章だったと思いますが、
数日後に達筆の手紙が返ってきました。
そして実家に帰省したときには、その手紙を大事に保管してあるのを見た時、恥ずかしいと同時にすごく嬉しくなりました。
年を取ってしんどい時も、手紙を読むと頑張れる、しんどいなんて思わなくなる、
そう嬉しそうに言ってくれた表情を思い出します。
辛い時、泣きたい時、書くことでラクになれることもあります。(2007年の作品)
がんばってしまう人ほど、生きにくい時代なのかもしれません。
子供も、大人も、お年寄りも。
いじめたり、いじめられたり、子育てに迷ったり、仕事で躓いたり、一人きりの不安と向き合ったり。
小さなペンに、大きなことはできません。
でも、うつむいてるあなたに出来ることが、
少しだけあるかもしれない、そう思ったのです。
聞いてほしいけれど、言い出せないでいること。
胸の奥に、ずっとたまっている何か。
声にするにはたくさんの勇気がいるから、
まず書いてみませんか。
たとえば、自分への一通の手紙を。
包み隠さず、すべてを打ち明けてみる。
もう一人の自分にグチも悩みも聞いてもらう。
文章に句読点があるように、
息継ぎをすることも、立ち止まることも、かけがえのない時間です。
あなたの体から溢れでた言葉たちで、白い紙がうまった頃、
あなたの気持ちが少し軽くなっていたら、
私たちも、うれしい。
一本のペンがあれば、人は、笑ったり泣いたりできる。
「文章に句読点があるように、息継ぎすることも、立ち止まることも、かけがえのない時間です」
この言葉が好きです。
頑張り続けることは、句読点のない文章を書き続けること、
もしくは句読点のない文章を読み続けることに近いのかもしれません。
そんなん疲れるし、すぐに嫌になってしまいますよね…
僕も仕事やプライベートで悩むことやテンパることがあったら、
万年筆でダーーッと書き出すことやるので(^_^;A
でも案外すっきりしますよ♪
言えないことの方が多いから、人は書くのだと思う(2009年の作品)
言葉にできない言葉を、あなたは、どれだけ抱えていますか。
好き、と言えない。
嫌だ、と言えない。
ごめん、と言えない。
ありがとう、と言えない。
素直に言えない、素直になれない。
子供だって、高校生だって、もちろん大人だって。
思っていることをぜんぶ言葉にできる人なんて、
いないと思うのです。
どう思われるんだろう、と不安になったり、
傷つくことが恐くて、思いを口にできなかったり。
ペンは、そんな人たちの味方でありたい、と思います。
言えなかった言葉を、書いてみませんか。
その手紙を出せなかったとしても、
きっと気持ちがラクになるはずです。
口喧嘩をした時、謝るのもなんか出来なくてそっと手紙を置いておいたり、
感謝の気持ちを伝えるのは恥ずかしい、けど伝えたい時に一筆箋に書いてそっと渡したり…
全て言えたら楽ですよね。
でも言えないことの方が断然多い。
文章は言葉以上にその人の気持ちを表してくれたりします。
「文字はその人自身」「感情は文字に映る」
昔書道の先生に言われた言葉が、いまだに脳裏に残っています。
あとがき
ということで、今回は文具メーカー「パイロット」の素敵な広告をご紹介しました。
広告である以上、そのアピールはしているのですが、
売ってくる感がなくて、広告のメッセージには共感できる部分もあって、
読んでいてすごく落ち着きました(´∀`)
「夫婦」「母親」をテーマにした内容は、読んでいて素敵だなと思いましたが、
そこはやはり”実際に経験された方だからこそ”分かる部分もあると思います♪
他にもありますので、興味が湧いた方は覗いてみてください♪
今回紹介したものより共感できるものが、見つかるかもしれません(o^ω^o)
んだらね〜♪