簡単!ネイティブ・ヤマガタンが教える山形弁の基本会話表現10選
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ネイティブ・ヤマガタン
のぐちょ(@yuukinogutyo)です(・∀・)
素敵なレシピば沢山教えでけっだ、ささみん(id:kemeko0809)さんのブログ。
そん中で山形だど定番中の定番「丸大大屋 味マルジュウ」や、山形の芋煮ば紹介いただいでます♪
さらに冒頭ば山形弁で書いでけだり、ありがてぇごどだな〜(*´∀`*)
めんつゆの絶品レシピ10選とおすすめのめんつゆ1選! - ささみんのよりぬきレシピ
そんなこんなで、山形弁ネタば書いでみっかど思ったっけよ〜♪
訳
素敵なレシピを沢山教えてくれてる、ささみん(id:kemeko0809)さんのブログ。
その中で山形だと定番中の定番「丸大大屋 味マルジュウ」や、山形の芋煮を紹介いただいています♪
さらに冒頭を山形弁で書いてくれたり、ありがたいことだな〜(*´∀`*)
そんなこんなで、山形弁ネタを書いてみようかと思いました〜♪
これだけ押さえればOK!基本会話編
「山形弁」とは山形県で使われている方言の総称です。
厳密には山形県内でも訛り具合が違っていて「山形弁」という方言は存在しません。
山形県村山地方で使われている「村山弁」が山形弁とされているとも言われています。
村山弁以外にも、最上地方の「新庄弁」・置賜地方の「置賜弁」・庄内地方の「庄内弁」などがあります(^_^)
僕は山形市(村山地方)出身なので「村山弁としての山形弁」をご紹介します♪
※他の地方の山形弁とは若干異なることもあります
1.「〜に」は「〜さ」と言う
山形弁に限らず東北弁の基本です!
「買い物に行く」→「買い物さ行ぐ」
「スタバに来て」→「スタバさ来て」
「○○君って溝端淳平さ似っだずね〜」
「どこに?」→「どさ?」
などがあり、主に動詞の前に使います。
2.「〜を」は「〜ば」と言う
これもかなりの頻度で使います。
「醤油を買う」→「醤油ば買う」
「名前を呼ぶ」→「名前ば呼ぶ」
上記の1と2は、
文字にすると簡単ですが、早口なネイティブ山形弁だとなかなか最初は聞き取れないので、実は重要です。
これはもはや口癖なので意識するまでは自分でも気づきませんでした。
例文のような短い文章で使われる事は少なく、通常の「に」と上記の「に」の変換に苦戦した友達もいました。※友達は関東の人
3.「〜ず」を使って強調
語尾に付けます。強調する意味合いもあります。
「早く来いず」
「なんでやんねんだず」
「 これが美味いんだずね」
基本的になんでも「ず」を付けてしまっていいですが、
ニュアンスとしては「強調はするが、あまり使いすぎるものではない」ということです。
感情が入ったときに使う感じで、「〜ず」と連発はしないです。
「…でした」なら「…だっけよ〜」が多いです(*'-'*)
4.「〜けろ」を使って依頼
語尾につけます。お願いするときはだいたい付けますね。
「その皿取ってけろ」
「予約しといでけろ」
「これやっといでけね?」
応用:「これやっといでけっど嬉しいんだげんと…」
(これやっといてくれると嬉しいんですが…)
これで可愛い女の子とかに「付き合ってけろ?」とか言われたら…たまらん(*´ェ`*)
5.「んだ」で返事
これも山形はじめ東北にいたら最も頻度が高いワードの一つでしょう♪
「そう!」→「んだ!」
「そうじゃない」→「んね」
基本的にはYes/Noですが、状況によってちょっと言い回しにとけ込む感じで変化します(笑)
そうなの?→んだの?
そうなんだよ〜→んだのよ〜
そうだったの?→んだっけの?
ファンじゃなかったの?→ファンんねっけの?
そうそうそうそうそう!→んだんだんだんだんだ!
※(響きは「んだっだっだっだっだ」みたいな感じです)
6. 「食べる」の表現と「しんどい」ニュアンス
「食べる」→「くう」これはまぁ問題なしです。
「食べない」→「かね」これは意外に通じなかった経験があります。
「たべない」→「くわない」→「かね」と変化してきたようです。
夕飯くう?→かね!
これで親子の会話が成り立つのです(; ^ω^)
あとはご飯食べ終わってから「もう食べられない〜」って時、「もうかんねは〜」と言います!
語尾の「は〜」は、ため息まじりに言うときに付けることが多いです。
「もう疲れたよ〜」→「もう疲れだは〜」
「もう歩けないよ〜」→「もう歩がんねは〜」
でもこれを使うときは感情入りまくりの時だけです。
そんなんでもないな、って時は付けません。
このニュアンスというか使い分けはネイティブしか分からんかも…(;゚∀゚)
7.「腹くっつい」お腹いっぱいを表現
「くっつい」とは「苦しい」「いっぱい」という意味です。
「腹くっつい〜」→「お腹いっぱい〜」
という使い方をします。
山形にいるときは当然のように使うのですが、山形を出てからはちょっと使う場面が限られます。
美味しくて、お腹いっぱい→「腹くっつい〜」
そこそこ、お腹いっぱい→「お腹いっぱいだ〜」
女の子に作ってもらった→「腹くっつい〜」
(・∀・∩)
要は本当に”美味しい!”と満足しないと「腹くっつい〜」とは言わなくなったのです。
ちなみにこの「腹くっつい」は上で紹介した「もうかんねは〜」とセットで使われる事が多いです。
「あ〜腹くっつい〜((* >ω<)もうかんねは〜」
※訳:あ〜お腹いっぱい〜(* >ω<)もう食べれない〜」
イメージ
8.「かます」料理のときによく使う表現
「かます」とは別に”何かやらかす”って訳じゃないです(´ε`*)
「かき混ぜる」という意味で、料理の時によく使います。
「ちょっとみそ汁かましといで〜」→「ちょっとみそ汁かき混ぜておいて〜」
「焦げねようにかまし続げんなね!」→「焦げないように混ぜ続けなきゃ!」
料理以外にも、僕が幼い頃は「風呂の湯ばかましといて〜」と毎日言われました。
これは「風呂のお湯をかき混ぜておいて」という意味です。
今のようにオール電化じゃないので、追い炊きもないですし
お湯をためると冷たい水が浴槽の底、熱い湯が浴槽の上のほうに分離してしまいます。
そこでその冷たい層と熱い層を洗面器で混ぜて、均等な温度にしたい。
このときによく使った表現でした。
最近はもう使う機会減りましたね〜(´-ω-`) シミジミ
9.「うるかす」料理や洗い物の時によく使う表現
これは今でも標準語と信じているんですが…
標準語、ですよね??(・ω・ ;)(; ・ω・)
ちなみに「水にひたす」という意味です。
「ここで具材ばうるがしておきます」→「ここで具材を水にひたしておきます」
「食べ終わったら皿うるがしとげな〜」→「食べ終わったら皿を水にひたしておけよ〜」
これは今でも名古屋で使って「え??」って顔されます。。
だからうるかすんだってば…。
10.「ゴミ投げる」
「そのゴミ投げて〜」
これを神奈川いたときに使ったら、リアルに僕に向かって投げられました(´;ω;`)
違うんです!
「ゴミ投げといて」→「ゴミ捨てておいて」
「ゴミ投げて」→「ゴミ捨てて」
飲み会を家でやって、片付けを皆でしてるとき、友達に「これ(ゴミ袋)どうする?」と聴かれたので言った台詞が「そのゴミ投げて〜」でした。
上の説明を読んだ方はもうお分かりでしょう!
このとき僕が言いたかったのは「そのゴミを捨てて」という事だったのです。
これは名古屋にいる今でもつい言っちゃう。
のぐちょ:そのゴミ投げとくよ
友人:え??
のぐちょ:下(ゴミ捨て場)に投げとけば良いよね?
友人:ええ?ちゃんと捨ててよ(笑)※
のぐちょ:え?(そう言ったけど…)
※友人は窓から下に投げ捨てると勘違いした模様
まとめ
ということで、今回はネイティブ・ヤマガタンが教える山形弁の基本でした♪
これを押さえておけば山形弁っぽくしゃべれる!(誰得…)
周りに東北の人や山形の人がいる方なら、これでだいぶ理解できるはずです(^_^)
もちろん、基本会話の10個程度では…というのもあります。
名詞とか単語自体がもはや標準語からかけ離れてるものもあるので。
(例)あがすけ、さんかける、もっかえる、くらすける、ごしゃぐ…等々
でもそれは山形とか東北の地元の方が多用するため、関東や関西などにいる東北人の人と話す分には心配いりません(o^ω^o)
なんの心配や、って話ですね(o´ω`o)~*
また機会があれば応用編とかもっと独特の表現、そもそも山形の文化とか
ご紹介できたらな〜と思います♪
明日月曜日です!
ためしに今回ご紹介した表現10個、いくつか試しに使ってみてください(笑)
え?と言われること請け合いですが(・∀・)
んだらね〜♪
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