出てくる”言葉”が好き。「きっと、星のせいじゃない。」見てきた(少しネタバレあり)
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70億の命の中で運命に出会えた…
お久しぶりです、のぐちょ(@yuukinogutyo)です(^_^)
急にロマンチストになったわけではありません(・∀・)笑
AAAの新曲「Lil' Infinity」の歌詞の一部です♪
この曲は、映画「きっと、星のせいじゃない」の日本版イメージソングです。
この映画内容に合わせて書き下ろされた楽曲で、歌詞もそれに沿ったものになっています。
先週この映画を見に行ってきました!
ということで今回はその感想と、見ていて感じたこと、印象的な言葉を書いていこうと思います(o^ω^o)
AAA、「きっと、星のせいじゃない。」日本版イメージソングでハリウッド映画と初コラボ : 映画ニュース - 映画.com
映画の感想
この「きっと、星のせいじゃない。」は、不治の病にかかった若い男女の恋を描いた全米ベストセラー小説「さよならを待つふたりのために」(岩波書店刊)を、
「ファミリー・ツリー」「ダイバージェント」のシャイリーン・ウッドリー主演で映画化し、全米で大ヒットを記録した映画です。
脚本を「(500)日のサマー」も手がけたスコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバーが担当。
うん、初めて知った(`・ω・´+) キリッ←
映画を見ての感想としては、思ってたより考えさせられる映画で良かったです!
ただの恋愛ものでもなければ、ただの悲恋ものでもなかったので。
そして個人的には、ときたま出てくる”言葉”が凄く印象的で好きでした♪
正直、泣くために見るには物足りないと思います。
泣ける描写や言葉もたくさんありますが、もっとガッツリでもいいんでないの?って思いました。
似た系統なら「世界の中心で愛を叫ぶ」←ネタが古い
元々この映画に興味を持ったのは、AAAがイメージソングを担当していたからです。
だから内容的なものにはあまり最初興味が無く「まあ10代の子達が泣くために見る純愛ものかな〜」ってくらいの印象(失礼)
不治の病を扱ってるだけに、ただの「お涙頂戴」系だったらどうしよ…とは思っていましたが、
いい意味で裏切られて良かった(^_^;A
作中に出てくる”言葉”が好き
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作品は末期がんに侵された少女と骨肉腫で片足を失った少年のラブストーリーです。
難病ものなのに妙にコミカルで笑える部分もあるし、
見ていて一瞬この人たちが死や絶望を直前に迎えているようには見えませんでした。
それはティーンエイジャーで純粋だからなのか、監督の演出なのかは分かりません。。
映画中では、いくつか印象的な言葉が出てきました。
「虹を見たければ雨を我慢すべき」
これはガス(骨肉腫で片足を失った少年)の自宅玄関に書いてある言葉です。
片足を失うという経験をしながらも明るくユーモア溢れるガスの原点になる言葉。
「生きていれば傷つくこともあるけど、その相手は選べる」
ガスがヘイゼル(末期ガンの少女、ガスの彼女)に言った台詞。
ヘイゼルはいつ発症し倒れるか分からないため、彼女自身「私は爆弾」と言いガスを避けるようになります。
そのときにガスが言った台詞です。
「0と1の間には無限の数があって、繋がっている」
0→1と書くとあたかも1つしかないように見えます。
でも実際は0.1が10個、0.01が100個、0.001が1000個…
そうやって考えると”0”と”1”の間には無限の数が存在する。
0と1の間にある「小さな無限」
0と1の間は小さい、それが一瞬のように見える。でもその一瞬には無限の星がある。
病で生きられるのはほんの少し。一瞬のように感じるけど、その一瞬の中にはたくさんの出来事があって、それが”星”のように広がっている。
彼らが不治の病で、生きている時間がわずか。
だからなおさら、その一言が凄く響きました.。:*+。.: *:・+:.'゚
この映画のキーワードは星?
個人的に「素敵だな〜」と思った台詞があります。
それはガスとヘイゼルがアムステルダムでディナーを楽しむシーン。
"I am tasting the stars."
「今星の味をみてるところだ.」
アムステルダムでのディナーで、シャンパンを開けるときにウエイターが言った台詞。
シャンパンを発明したフランスの修道士ドンペリニヨンが言ったとされる台詞をもじって言った言葉ですが「素敵だな〜(*'-'*)」と思いました
高級シャンパンとして有名な「ドンペリ」ことドンペリニヨンですが、
その発明者であるドンペリニヨンは、自身が20年の歳月をかけてようやく完成させたシャンパンを飲んで「私は星を飲んでいる!」と叫んだと言われています。
ウエイターはそれをもじった訳ですね(o^ω^o)
"Of course, we have bottled all the stars this evening, my young friend."
「もちろん。私たちは今夜全ての星をボトルに詰めていますよマイヤングフレンド」
こんなカッコいい台詞言ってみたいもんです♪
今度言ってみようかな…
ダメだ、僕が言ったらただ滑ってナルシスト扱いで終了だ(´;ω;`)
でもこんなこと言える大人になりたいものです♪
まとめ
今回は「きっと、星のせいじゃない」を見に行った感想を書いてみました。
想像してたのよりずっと良かったですし、素敵な言葉にも出会えたので満足です!
ただのお涙頂戴ものではない。
ただ、「泣きたい!」って意気込んで行くのはオススメしません。
見ていて自然と泣ける、そんな映画だと思います。
テーマは「死」です。
不治の病という重いテーマではありますが、
あえてなのか作中でその重篤さを強調することはあまりなく、
あくまで恋愛する2人を待ち受ける未来を象徴するような位置づけに僕は感じました。
そしてただのラブストーリーにありがちな台詞で終わらないのが魅力です。
僕はそんな”言葉”を拾った感じ(^_^)
「きっと、星のせいじゃない。」の原題は「The Fault In Our Stars」で、
直訳すると「それは星のせい」
星=運命と解釈すると、それは運命のせいだと言う事になり、邦題とは全く逆です。
しかしガスとヘイゼルを始め、出てくる人たちは皆「星(運命)」のせいにしていません。
むしろ前向きに向き合おうとしています。
だからそんな意味をこめて、邦題は「星のせいじゃない」としたのかも?
う~ん、この辺はいろんな解釈ができそうなので、
もし見た方がいたら是非ご自身の解釈を教えていただきたいです(*´∀`*)
んだらね〜♪
おまけ
<原作>
<北米版>
すでに北米で公開されたもののDVD&Blu-rayです♪
<サウンドトラック>