のぐちよの”気になる”ブログ

万年筆とカフェ、音楽と空、そして猫が大好き♪ ”気になる”と思ったことをつらつら書いたり考えてみたりするブログ

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木目がきれい!木の板1枚だけで作るAvanWood(アバンウッド)のペンケースが凄い

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美しい…(←ムスカ)、のぐちょ・パロ・ウル・ラピュタ@yuukinogutyo)です(うそ)

 

皆さんは普段、ペンケースはどんなものを使っていますか?

どんな”目的”で使っていますか?

 

これまで気にした事のなかったペンケースも、万年筆を持つようになってから意味合いが変わってきました。

「ただのペン入れ」から「万年筆を守るもの」に。

入れるものから守るものにペンケースの目的が変わるので、当然扱い方や選ぶ基準も変わってきます。

 

なぜ万年筆を持つようになってペンケースを意識したかというと、

元々万年筆はデリケートなもので、普通に使う分にはいいのですが、

落としたりしたら軽い惨事です(・ω・ ;)(; ・ω・)

 

ちなみに僕のリアクションとしては、

ボールペン落とした場合→「あ、落としちゃった。拾おう」

万年筆を落とした場合→「見た目:(`・ω・´+) キリッ→無言で拾う」

「心の中:あああぁぁぁああおああ!ヘ(;´Д`ヘ)」

 

キャップをした状態でも落としたらちょっとキャップ内にインクが漏れたり、

キャップしてない状態でペン先から落とそうものならもう完全にペン先が曲がるか最悪折れます。。

こう考えると、万年筆は子供のような存在なのかもしれない。

デリケートだし落としちゃダメだし(?)、世話がやけるし…でもそれが楽しくて愛おしくもなるというか(o^ω^o)

「万年筆の最大のメンテナンスは”毎日使ってあげること”」という言葉があるくらいです♪

 

話が逸れました・・・

今回はそんな大切な万年筆を”守る”ペンケースをご紹介します(^_^)

AvanWood(アバンウッド)のペンケース

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AvanWoodはavant-garde(アバンギャルド、前衛的な)とwood(木材)の造語です。

1枚物の無垢の板を曲げる「曲げ木加工技術」です(*'-'*)

 

 無垢材を使った曲げ木プロダクツ AvanWood(アバンウッド)

「ストーリオ」という木材家具キット、木材部品の製作、販売を手掛ける会社が開発した技術のようです。

特徴としては、一枚ものの無垢材を曲げるので、切口や部分的に厚みが変わる箇所にも連続した美しい木目が見られるということ。
曲げのサイズや角度により、さまざまな形状に加工することが可能ということです(^_^)

 

現在の曲げ木は薄い板を貼り合わせて曲げる「成型合板」がスタンダード。

しかし曲げや精密加工に限界がある。

アバンウッドは1枚の無垢材を曲げるだけで、接着剤や継ぎを使っていないので、そういったことが可能になるんですね(*'-'*)

 

材質には、クルミ、カエデ、ケヤキなど国産の無垢材を使用しています。

シンプルな形状には木目が美しいクルミケヤキを、小さな径の曲げが多い複雑な形状では「ねばり」のあるカエデを採用とのこと!

今回購入したのは「黒染め」

ラインナップはナチュラルと黒染めの2色。

黒といっても典型的な”真っ黒”ではなく、木目を生かした黒なので、

個人的には黒染めのが好きです(*´∀`*)

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箱です。「STORIO(ストーリオ)」の文字が。

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箱を空けると何とも見事な木目のペンケースが!!

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本体の裏にもストーリオの文字が。

「MADE IN JAPAN」なんか最近あまり見なくなった文言のように感じます。。

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取り出すとこんな感じ(*'-'*)

本当に1枚板を曲げて作っているので美しい曲線です♪

しかも薄い!軽い!

一見壊れやすそうですが、手にとってみるとかなり頑丈です。

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スライドさせるとペンを入れる部分が出てきます。

ケースの内側は柔らかい牛側なので、しっかりペンを守ってくれます。

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最大限まで引き出して、上の写真のようにツメを外して取り出すこともできます。

ご覧の通り、金具は一切使ってません。

全て木で出来ています。

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今回は1本用を購入しましたが、2本用・3本用もありますので、

持ち歩きたいペンの本数に合わせて変えられます♪

アバンウッドの始まりと「にいがた百年物語」 

この「曲げ木」の技術の開発と商品化しようとした話は読んでいてなかなか面白かったです(^_^) 


開発ヒストリー | AvanWood(アバンウッド)

 

ストーリオ独自開発・独自販売という訳じゃなく、 「にいがた百年物語」との出会いや、どんな製品にするかの紆余曲折が簡単にですが書いてあります。

 

「にいがた百年物語」って僕は全く知らなかったんですが、HPには以下のようなコンセプトが。

百年物語は、次代の生活文化を創造していく道具として、
「100年後にも大切にしていきたい生活文化を、
楽しみ、維持し、継承していくための道具」を
基本テーマとしています。


そのために、大量生産大量消費ではなく、
少量生産・個人対応・長寿命型をテーマにすることで、


「一人一人の価値観や個性に対応し、
愛着を込めて使用し、また人に贈れるモノ」


「道具そのものが職人的な技やデザインの美しさを楽しめるモノ」


「日本の新潟という産地の魅力と力を世界に提供することで、
よりよい生活文化を創り支えるシステムを
構築していけるモノ」

 

として開発し提案していきます。

 新潟 生活文化 百年物語 NICO 財団法人にいがた産業創造機構 |

こういうの僕好きです(^_^) 

作り手の想いが伝わるようなものってすごく素敵だし、大事に使いたいと思いますからね♪

 

まとめ

ということで今回はアバンウッドの万年筆ケースをご紹介しました!

万年筆ケースと名乗っていますが、万年筆に限らず大切なペンなどを入れるのもいいですよね♪

メガネケースもありますが、これを通常のペンケースにするのも良さそう(o^ω^o)

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こんなイメージ

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画像元:木製である事と機能的でカッコいい事は矛盾しない筆箱 [男のこだわりグッズ] All About

 

今回こんなに、さも我が物顔でご紹介してきましたが、実は贈り物です(^_^;A

購入した友人にちょっとペンケースの撮影をさせてもらったんです(笑)

 

最近僕の影響で万年筆デビューした友人がいまして、その人は昔からの知り合いでもあります。

東北からわざわざ東京・愛知まで出て来て「自分に合った万年筆」を探したり、万年筆好きの方々が集まる場所に行ったり、僕からアドバイスを求めたりするような人です。

僕が万年筆の世界に引き込んだ(?)のもありますし、そこまでして「万年筆を持とう!」という人は本当に嬉しいので、今回僭越ながらペンケースを贈ろうと思ったんです(o^ω^o)

そしたら見つけたのがアバンウッド!

最初は革製のペンケースにしようと思ってたので、まさかの遭遇でした♪

 

正直このアバンウッドのペンケース、僕も欲しい(T-T)

しかし今の僕には現役で活躍してくれているペンケースがいて、まだまだ元気(?)です!

こいつととことん付き合ってあげるのが持ち主の愛情ってもんでさぁ(←誰)

 

せっかくなんで、違う機会に「万年筆を持ち歩くのにオススメのペンケース」でもまとめてみようかと思います♪

 

おっとそろそろ仕事に行かなきゃ!(`・ω・´)ノ

んだらね〜♪

参考させていただいたサイト

無垢材を使った曲げ木プロダクツ AvanWood(アバンウッド)

 


木製である事と機能的でカッコいい事は矛盾しない筆箱 [男のこだわりグッズ] All About


ASCII.jp:無垢材の曲げ木が美しい万年筆ケースを衝動買い! (2/2)|T教授の「戦略的衝動買い」