もう戻らない?人と時の感覚
先週の日曜日は東京に日帰りで行ってきました♪のぐちょ(@yuukinogutyo)です!
天気が良かったので、新幹線の窓から外の景色をずっと眺めていると不思議な感覚に。。
今回なるべく移動時間は少なくしようと思い、新幹線の中でも停車駅の少ないもので向かった。名古屋を出発して新横浜と品川にしか途中止まらない。
ためらうことのない新幹線は空気を切り裂くようなスピードで走る。
東北新幹線も東海道新幹線もそうだが、僕は新幹線の「きぃぃぃいん…」と加速していく音が好きだ。徐々に加速していくのが音でも振動でもわかる。
専門的なことは分からないが、あの音を聞くと不思議な感覚になる。
現世にいるのに現世ではないような、違う空間に入るような、そんな感覚。
あんな静かな新幹線の中と、せわしなく走り去る外の風景。。中と外で時間の流れが違うみたいだ。時間の流れと体の感覚が合ってない。
昔、まだ歩いて移動をしていた時代は、いま僕が感じているこの感覚に一生気づくことはなかった。歩く早さと体が感じる時間に違いはなかった。
自転車やバイク、自動車が普及し始めると、移動の速さは上がったものの、人の体が感じる感覚はそこまで違和感はなかっただろう。
それが時代が進むにつれて、飛行機や新幹線などの登場で実際の時間と人が感じる時間感覚がどんどん離れていった。
まるで早回しの世界にいるようだ。
しかし今回の感覚は僕は飛行機では感じられない。そもそも空の上ということ自体が非日常だからだ。 陸上で、普段見てる風景・移動している時の感覚。”いつもの風景と感覚”がズレる。だから違和感というか、違う世界にいるような気分になる。
この中だけ時間がゆっくり流れているのか。
それとも外の時間の流れがゆっくりで新幹線内の時間の流れが早く感じるのか。。
外の世界は置いてけぼりで、新幹線の中にいる僕らが先に未来に向かっているようだ。
未来はこの感覚がどう変わっているのだろう。
もっと時の感覚に敏感になるか、逆に鈍感になるか・・・
「時間は大切」それはこれからもっと言われる時代になると思う。しかしだからこそ、時間の感じ方が個々人で変わる。
「15分」と聞いたときの感覚が共通でなくなる。
「15分なんて何もできないよ」という人と「15分もあったらこんなにできるよ」と言う人。きっと両者の感覚は相容れない。実際に15分でこんなにできる!と体験しないと分からない。
今でも普通に起こりうる話だけど、それがもっと頻繁に起こるのでは?
東京⇔名古屋間がもし15分で行ける時代になったら、僕たちはどんな思考で日々を過ごすのだろう?
2020年のオリンピック開催地が東京に決定した。
リニアモーターカーの開発も前倒しで行うとの話も出ている。移動は速く便利になるのは喜ばしいことだが、この「時の感覚」がどんどん離れていくのは恐くもあり、楽しみでもある。