万年筆を買う時に失敗しない!大切な5つのポイント
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長く使える良いものが好き、のぐちょ(@yuukinogutyo)です!
前回、万年筆の良さを熱弁したところ、コメントをいただいて密かに喜びむせび泣いています(TДT)
前回の記事はこちら↓
調子にのって(←おい)、今回は万年筆を買うときに失敗しないためのポイントをお伝えしたいと思います!
魅惑の万年筆の世界、その入口でつまずかないために
前回の記事で万年筆に興味を持っていただいた方もいらっしゃると思います。
え?そうでもない??Σ(゚Д゚;
いたという前提で話を進めます←
いざ万年筆を選ぼうにも、色・形・値段・メーカーまで様々で、正直初めて見る方からしたらどれを選んだらいいのか分かりません。
そのくせ値段に大きな開きがあります。※数百円~数十万円まで
自分に合う万年筆とはどうやって出逢えるのか?
万年筆の良さは、長く使い続ければ自分のためだけのペンに育つこと、そしてメンテナンスしていれば数十年と使い続けることができる、一生の相棒になることです!
しかし恋愛と同様、最愛の相棒とめぐり合うには「なんとなく」という直感も大切ですが、最低限チェックしておきたいことがあります。
自分の好みを確認する作業と言ってもいいでしょう。
そこで、万年筆を買うとき失敗しないためのポイントが5つあります(*・ω・)ノ
- 使用目的をハッキリさせる。
- 一目惚れを大事にする。
- 必ず試し書きをして、店頭で購入する。
- 字幅(ペン先の太さ)の確認をする。
- インク交換方法を確認する。
1.万年筆を使う目的をハッキリさせる。
ここが最も大切です。万年筆を使う目的をハッキリさせましょう。
きっかけはいろいろあると思います!
「かっこいいから」「可愛いから」「キレイだから」「ずっと気になってました」「モテそう」「孫の代まで残したい」などなど・・・。
僕も「かっこいいから」がきっかけでしたし。使い始めるきっかけなんてそんなもんです(笑)
でも使い”続ける”には、なぜ万年筆を使うのか?をハッキリしておくといいです。
手帳に書きこむため、手紙を書くため、日記を書くため、自分の考えをノートに書くため、仕事で使うため、絵を描くため等
”自分はどんなことに万年筆を使いたいのか?”をまず決めるのです(`・ω・´)
これを決めずに買っても、しばらくしたら使わなくなってしまったりして勿体ないです。
万年筆は正直、ボールペンなどと比べたら万能ではなく手間もかかります。
インクの補充をするのはもちろんですが、キャップをしないまま放置するとインクが乾燥して書けなくなったりします。
サッと取り出してサッと書くといった事は向いてないです。
他のペンのように乱暴にあつかうとインク漏れが起こったり、インクの色を変えたければ一度洗浄してからインクを入れなおす必要があったり。。
まるでペットのように手がかかるのです。
まぁそこに愛着がわいてしまうのですが(=´ω`=)
だから、どんなことに万年筆を使いたいのか明確にしておかないと、便利なもの・簡単に扱えるものに戻ってしまうのです。。
僕は万年筆で自分の考えをノートに書くのが好きです。不思議なのは、まるで自分の手と万年筆が同化したかのように、頭の中の言葉が文字になっていくのです。
その快感を体験してしまうと、万年筆から離れられません。他のペンは便利ですが味気なく感じてしまう( ,,´・ω・)ノ
僕が万年筆を使い続けるのは「万年筆でなければスムーズに自分の考えを文字にできないため」です。
2.一目惚れを大事にする
万年筆に興味を持った時、選ぶポイントは様々です。でも初めて万年筆を購入するなら「見た目重視」これです!
はぁ?( ゚д゚)
と思うかもしれませんが、一目惚れしたものがあったら、それを試し書きしてみてください。
毎日使いたくなるような、手にとったらワクワクしてしまう、そんな万年筆を。
メーカーごとの特徴や使いやすさ、性能や相性は使っていくうちに分かるようになります!詳しくなったら、そういった特徴を考慮しながら”次の一本”を買えばいいのです♪
初めて万年筆にチャレンジするからこそ「ワクワク」が大事なんです(^ ^)
3.必ず試し書きをして、店頭で購入する。
とは言っても一目惚れしてそのまま購入!では自分の手や書き方に合わないかもしれません。
そこで万年筆を買うときは試し書きが欠かせません。服と同じですね。
どんなに自分のサイズと合っていて好みのデザインでも、実際に店に行って見たり試着してみるとなんだか微妙。ネットや雑誌で見た感じと違う、なんてことよくあると思います。
万年筆も、たとえネットや雑誌で見たとしても実物を見て触って書いてみると、全く違った印象だったりします。買ってから「やっぱり違ったな~」と思わないように、試し書きしましょう!
その中で分からないこと・疑問に思ったことは店員さんに聞く。日本人得意の「遠慮」は無用です。
僕はさんざん試し書きして質問しまくったくせにピンとこなかったら買わずに帰ります(笑)
4.字幅(ペン先の太さ)を確認する。
万年筆のペン先は様々な字幅があります。
EF(極細)、F(細字)、M(中字)、B(太字)、BB(極太)がオーソドックスな種類。
一般的に実用的なのはF(細字)~M(中字)です。
日本語は画数が多く字が複雑なので、あまり大きな字を書かないのであればEF、Fあたりが丁度いいです。手帳など細かい字を書きたい場合はEF(極細)がオススメ。
しかし海外製のは国産メーカーより太く作られているので、同じEFでも国産のFくらいの太さがあります。
字幅の詳細はセーラーのHP、パイロットのHPが分かりやすいです!
5.インクの交換方法を確認する
万年筆のインク補充・交換方法は3つあります。
①カートリッジ
これが最も簡単です。カートリッジとはインクが入っている容器のこと。
ボールペン同様、古いカートリッジを捨てて新しいカートリッジを挿すだけで完了です。超簡単!
デメリットはカートリッジインクの種類がまだそこまで多くないこと。以前よりは増えましたが、僕がお気に入りの「色彩雫シリーズ」がないのもイタイ。。
②吸入式
色んなインクを試したいのであれば吸入式がいいです!古来から万年筆はこの方法でインク補充をしてきました。モンブランやペリカンなど海外の有名なメーカーは全てこの方法を使っています。
吸入方法は以下の動画参照♪
デメリットは、吸入式を採用している万年筆はいずれも高価だということです。
だいたい3万円からが相場です。
初めて万年筆を買うのにそれはハードル高すぎる(^ ^;)
でも色んなインクを試したいよ~!という方のため次のコンバーターがあります♪
そこでコンバーターの出番です。 コンバーターとは取り外し可能なインク吸入機です。吸入式のように直接ペン先をボトルインクにつけ、インクを吸入します。
吸入方法は以下の動画参照♪
動画を見て頂くとわかるように、吸入式と使い方は同じです。
これならメーカーを問わず、好きなインクを使うことができるのでオススメ(*⌒ー⌒)
※インクの補充方法などはパイロットのHPも分かりやすくて良いです♪
※動画を見れない方のために詳しい手順の載ったページはこちらです。
吸入式を除いて、現在市販されている万年筆のほとんどは、カートリッジにもコンバーターにも対応している「両用式」なので安心です。
注意!カートリッジインクやコンバーターはメーカーによって形状が異なるので、メーカー純正のものを使いましょう!
その辺は店員さんに聞きながら買えば大丈夫(^ ^)
まとめ
ざっくりですが最低限おさえておいてほしい5つをご紹介しました。
まとめサイトもあったので、こちらもご参考ください。
相変わらず長くなってしまいました (;´・ω・`)
でもまだまだ語りつくせません。これはシリーズ化するしかないな(笑)
それくらいハマってしまう魅力のある万年筆、試してみてくださいね♪
今後もオススメの万年筆や使っていく上で大切なポイントなど紹介していきます(=´ω`=)